未来のことを思って選択するのはナンセンスだったのかもしれない

村上春樹さんの新刊、「街とその不確かな壁」を読み終わりました！６５５ページの大作、村上春樹ワールドに引き込まれました。

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今日は「未来のことを思って選択するのはナンセンスだったのかもしれない」です。

はじめに
未来の視点とは
今の視点とは
同じやん
経験の場合は
未来のことを思ってほしいこと
まとめ
最後に

はじめに

物事を選択するときにどのような判断基準で選択していますか？

私は銀行員を辞めて１年後くらいまでは、未来、例えば５年後や１０年後のことを思って選択をしていることが多かったような気がしています。「１０年後（または５年後）の自分から見てこの選択は後悔しないものなのかどうか」という視点です。

それが最近になって、もしかしたら５年後、１０年後の視点での選択って無意味だったのではないかと思いようになりました。

未来の視点とは

簡単な例えでお話しします。

買い物などで言えば、

・洋服を買うときに、「この服は１０年後も着れそうだ」

・鞄を買うとき、「こっちの方が長く使えそうだ」

・モノを捨てるとき、「これは１０年後まで持っておきたいと思う」

という感じの考えです。

「AとBと両方とも素敵なんだけど、今ひとつ決め手にかける。Bの方が１０年後も使えそうだからBを買おう」というのが未来の基準です。

結果、１０年使ったものもありますし、１０年使わなかったものもあります。

今の視点とは

・この服、可愛いから、欲しい！

・この靴、素敵だから欲しい！

・これはテンション上がるから置いておこう！

という感じの考えです。

「とても素敵なものが高価で１０年使ったら元が取れると自分を納得させて購入したもの」は今基準です。

結果、１０年使ったものもありますし、１０年使わなかったものもあります。

同じやん

結局、同じでした。

１０年後を思って選択したものと、今の思いで選択したもの。

１０年使うか使わないかの違いは、１０年後と現在の視点の置き場所ではありませんでした。
＊ボロボロになるまで使ったものは寿命を全うしたので一番ベストです。

続く時間の中で、自分が変化してく中で、その時の自分がそれを使いたかったか使いたくなかったかの違いだけです。

経験の場合は

・この資格があったほうがいいからと言われて取得した資格

・将来、役に立つかもしれないからと思って参加した勉強会

・適齢期やし、付き合っておいた方かなと思って付き合った元彼（笑）

役に立ったこともあったし、役に立たなかったこともありました。
将来に役立つかどうかなんて分からへんのです！

それなら今、やりたいこと、必要なことに労力を割くほうが面白い毎日が送れそうな気がします。

・仕事に関係ないけれど、興味のある資格

・今、知りたい勉強会

・結婚相手には不向きでもとっても好きな男性（この辺りの見極めは難しい笑）

仕事もそうだと思います。興味があるのに、未来にしんどくなるかもしれないからといって断るのはもったいない。チャレンジしてみたらいいと思います。失敗してもいいのです。取り組むのがチャレンジする（＝後悔しない）のが大切なのです。
（与えられた仕事について、未来のことを思って前向きに取り組むことはこのケースには該当しません）