頑張るを少し手放す方法 - 女性管理職のためのBlog

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今日は「頑張るを少し手放す方法」です。

WBC優勝トロフィー
紙切れ一枚で
見えないモノを見えるモノに
仕事ノート
モノと想い
まとめ
最後に

WBC優勝トロフィー

今朝、WBC優勝トロフィーを見に行ってきました。とっても重そうなトロフィー。やはり、やり遂げた時の象徴は重厚なものがいいんだな〜と思いました。

あれが、賞状一枚だと肩透かしに合ったような気がします。

優勝トロフィーや優勝旗は重いモノがいいし、会社の〇〇周年の時計も頑丈な方がいいし、恭しくセレモニーでもらう方がいい。

その方が自分の頑張りが目に見えるモノで表現された気になります。

それが大きければ大きいほど、「こんなに頑張ったんだ」と実感できるんだと思います。

紙切れ一枚で

戦時中、「赤紙」がきてお国のため兵隊さんに取られることを「あんな紙切れ一枚で」と表現しています。
＊経験はありません。ドラマで見ました

また、離婚の時には「この紙切れ一枚で他人になるなんて」とか「たった紙切れ一枚にどれほど固執していたのだろう」と言っていました。
＊経験はありません。ドラマで見ました

見えないモノを見えるモノに

結婚の時には「紙切れ一枚」という言い回しはしません。それはまだ積み重ねていないからでしょう。

トロフィーも優勝旗も赤紙も離婚届も所詮、誰かが用意してくれたもの。

自分がやってきたことを象徴するものがどれくらいの重みなのかを自分で決めることができたらいいのになと思います。

仕事ノート

私は課長から次長になる時に、自分がそれまでまとめてきたノートやマニュアルを大量にシュレッダーしました。持っていたとしても、使うチャンスは少ないし、また新しいことを覚えなければいけないからでした。

そのノートは私が本部に移動して、支店の方々の質問に答えたり、研修していく中で少しずつ充実させてきたノートです。
本部に移動した当初、今まで私が課長に聞いていたような質問よりも難しい質問が、各店の課長から寄せられ、全く答えられず、それどころか質問の意味も分からず、それでいて部の方針が「自分で調べて答える」だったので、物事を１つ聞くにも大変な思いをしていた時代からのものでした。

いわば、私の努力が全て詰まったノート。このノートと共に成長し、会社で頼りにされるようになり、そうして昇進をさせてくれました。

それをシュレッダーする時は、積み上げたものがなくなりそうでとても怖かった。ノートに感情がびっしりと詰まっています。これを破棄してしまうと薄っぺらい人間になりそうな気がしてやっぱり新しい支店に持って行こうかなとも思いました。
だけど、もう使わないのは分かっています。支えてくれてありがとうと言いながら、シュレッダーしたことを覚えています。

廃棄し終わった時、気持ちが軽くなりました。もうあの頑張りに囚われなくてもいい。あんなに苦労して頑張った自分を思い出さなくても（再現しなくても）いいと思いました。