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ジェンダーステレオタイプの脅威

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【女性管理職のための交流会】開催予定
話すことは放すこと。仕事の話から趣味の話まで幅広く話しましょう。

・3月17日(日) 10:00〜 オンラインにて 性別を問わない管理職交流会

 

今日は「ジェンダーステレオタイプの脅威」です。

はじめに

今日は久しぶりにジェンダーの話を書いていきます。

2019年発刊の「なぜ女性管理職は少ないのか大沢真知子編著を参考に書いていきます。

ジェンダーステレオタイプの脅威

まず、ジェンダーステレオタイプについて説明します。
ジェンダーステレオタイプとは、社会的意味合いから見た男女の性別的役割として多くの人に浸透している先入観や思い込みを指します。一般的に管理職=男性的というイメージのことです。

では、そのジェンダーステレオタイプが女性の昇進意欲の形成にどのような影響を与えているのでしょうか。

それは「ステレオタイプ脅威」となって、女性が管理職になった場合、否定的に判断されたり扱われたりするかもしれないとか、自分の業務の結果次第ではステレオタイプ(この場合は管理職=男性、サポート役=女性)を確証させてしまうかもしれないという影響が出てくると言われています。

こんな研究があるそうです。

男女の大学生を対象にした数学のテストの前に、あるグループには「女性は男性より数学が苦手である」と示唆し、もう一つのグループには「これからおこなう数学のテストの成績には男女の差が見られない」という示唆をした。

テストの結果は女性は男性より数学が苦手であると示唆したグループは実際に女性の方が成績が悪く、差が見られないと示唆したグループは成績に差が見られなかったそうです。

集団の意識が及ぼす影響って大きいんだなと実感しました。

特に女性がステレオタイプ脅威を受けやすい環境

残念なことに、ステレオタイプ脅威が増幅する環境というのがあります。以下の4つです。

①女性が極端な少数

②男性的な物理的環境

③競争的組織文化

④「成功は生育的な才能によって決まる」とする組織文化

このような状況下に置かれると、以下のような結果を招く可能性があると言います。

①リーダーシップ関連のパフォーマンスの低下

②リーダーシップへの意欲や自己効力感の低下

ステレオタイプと自己の切り離し(リーダーという役割から自分を遠ざけること、および「女性」という集団から自己を切り離すこと)

④リアクタンス反応(ステレオタイプへの反抗)

このうちの私が興味深いなと思う③と④を取り上げます。

ステレオタイプと自己の切り離し

ステレオタイプの脅威を感じた女性は、女性集団からの自己の切り離しでもって脅威を低減しようと試みるそうです。

女性でありながら、女性集団から自分を切り離すということを行います。

そういえば、私の前任者の女性課長が、部下の女性のことを年齢問わず「女の子」と呼んでいて違和感を覚えたことがありました。今思えば、ステレオタイプと自己の切り離しだったのかもしれません。

ただ、これにはデメリットがあります。

・女性アイデンティティの価値ある側面まで放棄せざるを得なくなる

・仕事アイデンティティと女性アイデンティティとを分離する。

その結果、心身の健康度の低下や、他の女性に自分の仕事領域のキャリアを進めなくなるという事態を招くことが示されているそうです。

リアクタンス反応

これは反ステレオタイプ的な行動です。

女性が男性のように論理的コミュニケーションスタイルで話したり、リーダーシップをとったりすることを言います。

これには否定的な面と肯定的な面があると言います。

否定的な面は、女性の持つ特徴と言われている温かさや優しさに欠けると思われ、男性や仲間と協力し合う女性よりも能力的に劣ってみられることです。

肯定的な面は、リーダーシップに対する自己効力感の高い女性は露骨なジェンダーステレオタイプに反発して、男性よりも高いパフォーマンスを上げることが示されています。

これはとっても分かる気がします。

自分に置き換えてもそうですし、まだ女性管理職が少数だった頃の周りの先輩方も同じタイプでした。

私自身、小学校からリーダーの役回りが多かったりしたので、自己効力感が高いというよりも、リーダーシップをとることに何の抵抗もなかったのと、男性には負けたくないという気持ちもどこかにあったので、反ステレオタイプな行動をとっていたのかな〜と思います。

最後に

10年前ぐらいは先輩たちと、「見た目は女性でも中身はおっさんだ」と言い合ってました。飲み会の誘いは断らないし、ハキハキ喋るし、竹を割ったような性格でサバサバっとしてました。

そこまでお酒が好きなわけでもないのに、何であんなに飲みに行ってたんだろう?そして、なんで付き合いで飲んでたんだろう?と今思い返すと不思議で仕方ありません。

でも、それは私は他の女性とは違って、男性と同じように働けるし飲めるし元気に過ごせるということを周りにも自分にも証明したかったのかなと思います。

それってよくあることなんですね。そして、マイナスなこともあるんですね。周りでこのようにして頑張っている女性がいたら、そっと見守ってあげてほしいと思います。

こういうのは指摘されても反発しますし、変えられないことなので。
しんどそうな時にそっと寄り添ってあげてください。

あ〜、頑張ってたな私。

ということで、今日も最後までお読みいただきありがとうございました!!

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