終戦記念日から2日が経ちました(今日は8月17日)。「本来、敗戦という言うところを、終戦という言葉を使っているのはどうなのだろうか?」と問いかけを知って以降、私は「敗戦」という言葉を使うようにしています。この言葉の方が、戦争の本質により近づけると思ったからです。言葉って大切ですね。
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女性管理職の方々に『癒し』と『笑い』と『新たな視点』をお届けする、女性管理職のためのコミュニティ A lot of flowers のつっきーです。
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女性管理職のための交流会やります!
〜女性管理職交流会〜
悩みを話してもよし、趣味の話をしてもよし、お話ししましょう〜!
場所はカントコトロという空と海と明石海峡大橋が見える喫茶店です。
目でも癒されながら心も癒やそうという企画です。
・9月23日(土・祝)14:00〜大阪西梅田
今日は「女性管理職だけが直面するジレンマ」です。
はじめに
女性管理職のための本というのが多いわけではないですが、少なからずあります。
女性管理職関係の色々本を読むのですが、頑張れ頑張れと後押しされる内容が多く途中でしんどくなり読むのをやめてしまったりします。
今回、いい本に出会えたので、それを元にシリーズ的に書いていこうかなと思います。
参考にする本はこちら。「女性が管理職になったら読む本」ギンカ・トーゲル著
スイスのビジネススクールIDM教授。リーダーシップ開発の教育研修やダイバーシティを経営に活かす取り組みの指導も行っている方だそうです。2016年初版です。
今日はまず、女性管理職がだけが直面するジレンマというお話をもとに書いていきたいと思います。
固定観念の対立
男性と同じように女性がリーダーシップを発揮すると嫌われるという話を以前書いたように思います(見当たらないけれど)。それは人々の固定観念がそうさせているからです。簡単に説明すると、
男性はこうあるべき=リーダーはこうあるべき
女性はこうあるべき≠リーダーはこうあるべき
これを解決できない方程式と呼んでいます。
これを覆すことは女性の管理職(リーダー)がたくさん出てきて、男女が均等にリーダーとなる社会になれば「男性が上、女性が下」という固定観念(ジェンダー・ヒエラルキー)も変化してくと思われます。
2つの期待
それぞれが期待されている役割を見ていきましょう。
*今までの慣習に従って男性を青、女性を赤で書きます。
男性(リーダー)が担っている役割
⇨作動的な特性。一人の人間として目指すべき、自己成長や達成などに関する特性
女性が担っている役割
⇨共同的な特性。他者との協調や親密さなどに関する特性
男性は作動的な特性だけで優れたリーダーとみなされます。
女性は作動的な特性・共同的な特性の両方を兼ね備えた上で、作動的な振る舞いを周囲が拒絶しないレベルに抑えられれば、ペナルティが課せられるのを避ける事ができます。
男性より難易度が高そうです。
時と場合で行動を切り替える
2つの資質を融合させるということも考えられますが、時と場合で行動を切り替えるということも有効だと言っています。
例えば、
部下に対しては共同的に。
上司に対しては、一緒に問題に立ち向かい厳しい決断もできることを示し、必要に応じて反論をして状況をコントロールしていることを示す。
*上司も共同的に振る舞う必要があることもありますが。
このバランスが取れると素晴らしいリーダーになれると思うと本書には書いてあります。
感想
女性がリーダーシップを取っている時のジレンマということを端的に表現してくれているのかなと思います。
私が学生の頃(もう40年前??)男子と女子の学級委員が選ばれて、前に出て色々決める時も、男性が仕切って女性が板書ということが多々ありました。私が何かの委員をする時も板書係をしていました。男性が頼りない場合は横から口を挟んでいましたが、話がうまくいけば男性にリーダーをお返ししてました。そう思えば、共同的な特性をベースにたまに作動的特性を使うという使い分けをしていたのかもしれないなと思います。
ですが、それがそのまま社会に通用するなんてことはありません。学生時代と社会に出た時と何が違うのか考えてみました。
・リーダーシップが評価の対象になるので男性が必死になる(女性に負けたくないという思いが強くなる)
・会社の期待値が男性と女性では異なる(人は期待通りに動く傾向がある)
・年齢やバックグラウンドが様々であり、リーダーシップを取れる男性がいないケースが減る。
・学校より社会の方がジェンダーバイアスが強い
こんなところでしょうか。その状況で女性が管理職に任命されてリーダー的立場を担うとどうしても長時間に渡って作動的特性が発揮されることになります。
いかに作動的特性の発揮の時間をコントロールするかということなんでしょうね。
次はリーダーシップについて取り上げます。そこで作動的特性の時間が減らせるコツがわかればいいなと思います。
最後に
コミュニティのサポーターである小川由佳さんも「女性管理職の教科書」という本を書いておられます。(9版、11,500部!!)
良い本なのでオススメです。私ももちろん持っています。*宣伝笑
では、今日も最後までお読みいただきありがとうございました!!
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