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ジェンダー・ヒエラルキー脅威

グランフロントで開催されているミュシャ展に行ってきました。どの女性も豊かで、意志が感じられる女神という感じでした。私もあんな風になりたい〜

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【女性管理職のための交流会】開催予定
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・1月20日(土) 14:00〜 小川由佳さん出版記念交流会

・2月18日(日) 10:00〜 オンラインにて

 

 

今日は「ジェンダーヒエラルキー脅威」です。

はじめに

久々にジェンダー話をします。

「ワークデザイン」イリス・ボネット著より。

ジェンダーヒエラルキー脅威

アメリカの軍の部隊指揮官など、それぞれの分野で成功を収めている女性の成績評価に、バイアスがどのような影響を及ぼしているのかを調べた。その研究によると、成績評価を行う上司は、地位の高い女性部下に対して男性部下よりも厳しい評価をする傾向にあるという。この論文の著者たち、この現状を「ジェンダーヒエラルキー脅威」という言葉で説明した。

ここでのポイントは、地位の高い女性部下が男性部下よりも厳しい評価を受けるということです。成績評価を行う上司が男性か女性が特定されていないのでどちらか分かりません。

例えば、女性で地位の高い人が少ない環境において、女性課長と男性課長がいた場合、女性課長の方が評価が厳しくなるということです。

客観的な成績が良好な女性部下は、ジェンダーの規範を破ったことにより男性上司から「制裁」を加えられるのだ。この現象は部下が男性の場合や、上司が女性の場合には見られない。

面白いのは上司が女性の場合には見られないという点です。

自分より地位が下の優秀な女性部下に対して評価が厳しくなるということです。

実際にどうなのか?

調査の対象組織がアメリカの部隊指揮官であるという点で、もしかすると「男性社会において」という前提が入るかもしれないなと思います。

現在、会社は女性管理職がたくさんいて、ジェンダーヒエラルキー脅威というものは全く感じませんが、15年ほど前の女性管理職が少なかった時代のことを思い出してみます。

・女性を昇格させるということがあまり念頭にない

本当によくできる女性だけを特別的に昇格させるというような風潮だったかなと思います。女性の「仕事ができる」ということが、人の上に立つ資質があることが加味されていなかった。当時は男性が営業で女性が事務だったので、営業は事務の機嫌をとりながら営業の出す無理難題に答えていたというような社内風土もあったのと思います。

・昇格した女性の扱いに困る

地位の高い女性が少ないために、どう扱っていいか分からないという事があります。マイノリティの扱い方ですね。配慮すべきなのか、配慮なしで厳しくするのかは人によって異なると思いますが、男女とも平等に扱うことはなかなか難しいことです。

・自分より地位が上の女性の場合、諦めがつく

これはよく覚えています。当時の会社で女性でトップの地位の方がいました。とっても仕事がよくできる方です。ご本人も男性に負けないように仕事をされていました。

同じ地位の男性たちは、「〇〇さんは、△△というところがダメだからその上に昇進できない」と言っていました。そして、意見が違うものならキツい女性だと言っていました。

ところがある日突然、ガラスの天井が崩壊しその女性が昇進したその直後から、今まで同じ地位だった男性たちはもう何も言わなくなりました。それは清々しいぐらいでした。

周囲の男性の反応は、ちょっと距離を置いて冷静に物事を捉えるか、ようやく昇進したねと認めるかのどちらかでした。「なんであいつが」という意見は一切入ってきませんでした。*もしかしたら私の知らないところで言ってたのかもしれません。

当時のサラリーマンは、上の決めたことは絶対という感じだったので、人事についてもそのような認識だったのかもしれません。

最後に

所属されている会社のジェンダー平等がどの程度かによって、過去の話なのか、現在の話なのか、未来の話なのかと違ってきます。

ただ、日本にはこういった内容の出来事が現在〜未来に起こるだろうという会社も少なくない事も知っておいていただきたいなと思います。

では、今日はこの辺で。最後までお読みいただきありがとうございました!

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