今日、御酒印帳なるものをGETしました!酒蔵に隣接しているショップで購入すると酒瓶に貼っているラベルを貼ってもらえます。そう集められるとは思えませんが、旅の楽しみのアイテムとしてもっておこうかなと思います。
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女性管理職の方々に『癒し』と『笑い』と『新たな視点』をお届けする、女性管理職のためのコミュニティ A lot of flowers のつっきーです。
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【女性管理職のための交流会】開催予定
話すことは放すこと。仕事の話から趣味の話まで幅広く話しましょう。
今日は「環境は意識を変えられるか?」です。
はじめに
2つ前のブログで「学生時代のリーダーと管理職では何が違うか」という内容を書きました。
その時に思い出した小学生時代のエピソードがあるので、今日はそれを書いてみたいと思います。エッセイ風にお届けします。
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小学生の席替えでの出来事
小学校2年生の頃だったと思います。
前任の班長Aくんが素行不良(忘れ物が多いとかその程度の話)で班長をクビになり、その後、先生から指名をされて私が班長になったばかりでした。班の構成は1班4人。男子2名、女性2名の構成です。10班くらいまでありました。
当時、私たちの班は先生の机の前の席でした。
席の決め方は、毎月、班で得点を競い、先月の月間1位になったチームから好きな席を選べるという仕組みでした。先生の机の前は不人気な場所でしたので、私たちはその前の月に点数が低かったんだと思います。
小学生というのは先生の監視から遠い席に座りたいものです。ですので、人気のある席は教室の後ろの方の席でした。
翌月、私たちの班は成績が1番になりました。予想外の大健闘!前の月から大幅に順位を伸ばしたのです。その結果、好きな席が選べる権利が得られました。
「どの席にするか話し合いの時間を取ります」
先生のその言葉に、私たちは話し合いを始めました。みんなは前月順位が悪かったのに、特に努力もしていないのに順位が良かったことの嬉しさと、罰ゲームのような先生の机の前から離れられる嬉しさで、テンションが上がってました。
「後ろのあっちの席か、あっちの席どっちにする?」
班長をクビになったAくんは先生の机から遠い人気のある席に行こうと言いました。そして、当然のようにそうなるような雰囲気でした。
私は今月の成績が良かったのは先生の机の前に座ることで、聞く努力をしなくても先生の声(話)が聞こえた結果だと思いました。事実、教室が騒がしくても先生の声は聞こえますし、先生が近くにいるので自分たちが私語をすることも減り、先生の方を向いている時間が増えているなと思いました。
「一番前に座ったから一番になれたと思うねん。そしたらこの席で良くない?」
私はみんなに提案しました。班の子たちは驚いた表情をしました。私が今までの常識とは違う常識をぶつけたからです。
「え〜っ」
と言った後、少し考えるような仕草をしました。
「それはそうやな。この席に来たから成績が良くなったのかも」
そう結論を出したのはAくん。班長を受け継いだ私の考えを尊重してくれたのかもしれません。私たちは動かないと言う選択をしました。
「〇〇班、席は決まりましたか?」
先生が私たちに聞きました。
「ここでいいです」
Aくんは先生に言いました。
「えっ」
先生は聞き直しました。Aくんは自分の席を指さしながら言いました。
「だからここで」
私たちも自分の席を指さしながら「ここにします」と言いました。
異変を感じたのか、クラスメイトも話し合いをやめて「あの班、あの席から動かないらしいよ」とざわめきが起きていました。
「どうしてその席なの?」
先生が聞きました。Aくんが答えます。
「この席だからいい点が取れたんちゃうかって、大槻さんが…。だからこの席で」
先生はすごく納得した顔で頷きました。
環境が変わっただけで1番になれた
私は先生の机の前と一番後ろの席、大した違いはないと思いました。
それは私が先生の話をしっかり聞くように親に言われていたからです。小学校に上がる前に両親揃って私にこう言いました。両親が揃って私に何かを話しかけることは最初で最後だったのでとても大切なことなんだと認識したんだと思います。
「小学校に行ったら、先生の方を見て話を聞くねんで。先生の話を聞くのは大切だから。先生の方を見て話を聞きなさい」
私は真面目にそれを実行していました。
そうするうちに、話をしている人を見ているのが面白いなと思うようになったのです。怒ってるなとか、動きを見ていれば次に〇〇をしようとしてるなということも分かりますし、ただ単に顔を穴が開くほど見て綺麗な二重だなとかやっぱり変な口とか、毎回新たな発見がないか観察するのが楽しくなりました。
おっと、話が逸れました。
そういう両親の渾身の?!指導もあり、基本、私はどこにいても大抵先生の話を聞こうとしていました。
でも、そうではない子もいます。というかそうではない子の方が多いです。班長をクビになったAくん。先生から遠い時は忘れ物が多かったのですが、近くなってから減ったんだと思います。それは先生の声が聞こうとしなくても聞こえる位置にいたから。だから私たちは一番になれた。
成績が良くなったのは単純に話を聞きやすいポジションに環境が変わっただけのことだったのです。
あと、男の子はやっぱり一番に魅力を感じるのでしょうか?Aくんがさほど反対もせず、私の提案を受け入れてくれたのは意外でした。
慣れは環境より影響がある?
この話には後日談があります。
次の月の成績発表の時。
私たちは、もしまた一番だったらこの席にしようと決めていました。前回は1番を取れると思って全く期待をしていなかったのですが、今回は期待して結果を待ちました。
結果、私たちは1番ではなく、3番ぐらいの成績でした。
1番になった班の選んだ席は、私たちが座っている先生の机の前の席でした。前回の私たちの選択を見て人気の席が変わったのです。
まず、一つ目の気づきとして私のこの真面目な考えが理解できる人が結構いることに驚きでした。目先の快より、成績をとるという考え方に賛同するんだと思いました。
もう一つの気づきとして、「先生の前効果」が切れたというのがあると思います。
先生の話を聞く習慣ができていない子にとって、前の席に座ったからしっかり聞くという効果は持続性が低い。2ヶ月目で慣れが来るとついつい私語が増えて話を聞かなくなる。小学校2年生なんてそんなものかもしれません。
それから私たちの班は、再び1番を取ることはありませんでした。真ん中ぐらいの成績に落ち着き、私自身はもう先生の前の席効果はなくなったのだから、席はどこでもいいかなというスタンスをとりました。私自身は先生の話を聞くことにおいて何も変わらなかったからです。
*まだこの年齢では教室が騒がしくて先生の声が聞こえないということは多くありませんでした。
最後に
環境を変えるといいと言いますが、クラスの席次を変えるぐらいでは環境の変える変化としては弱いということだと思います。学校ごと変わるなんて大きな変化であれば違った結果になったと思いますが。
これくらいの小さな変化の場合、環境を変えた後、そのプレッシャーを感じ続けることに意味があると思います。環境を変えてもプレッシャーがかからず、何も変わらなければそのままだということだと思います。
それと、小学生の思考の柔軟さはやはりすごいですね!小さいうちにいい教育者に出会えれば人生が変わりそうだと思いました。
では、今日はこの辺で。最後までお読みいただきありがとうございました!
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