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声をあげよう ーLEAN INー

今日は銀行でお仕事。そして夜はミーティング。時間に制限がある方が物事が捗るんです。追い込まれないとしないタイプです。

10月28日(土)兵庫県西宮市で女性管理職向けの講座を開催します。
職場での目に見えない女性の辛さを解明します。まだまだお席があるので、ご都合がつけばぜひお越しください。

申し込みは電話orこちらから

 

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女性管理職のための交流会を開催しています
話すことは放すこと。仕事の話から趣味の話まで幅広く話しましょう。

・12月2日(土)  14:00〜東京・渋谷近辺

 

今日は「声をあげよう ーLEAN INー」です。

はじめに

今日も、10年前、2013年に発売された『LEAN IN 女性、仕事、リーダーへの意欲』シェリル・サンドバーグを参考に書いていきたいと思います。

シェリル・サンドバーグさんは当時、FacebookのCOOでタイム誌の「世界で最も影響力のある100人」にも選ばれています。

ポイントをギュギュギュっと絞って書いていきます。

この章は女性であること受け入れて、今の状況を引き受けて、それでも前に進んでいこうという内容です。これからの私が一番やりたいことに近い内容で、グッと来ました。

女だという目で見られること

書き出しが、「女だという目で見られなかったら、自分の暮らしはどんなふうに変わるだろうか、と時に思うことがある」です。

私も考えます。もし、私が男だったら、もっと自由な人生だっただろうと。

でも、ここでは「女だという目で見られなかったら」と書いてあるので、女であることに変わりはなく、女だと見られなかったら(例えば個人として見られたら)という前提で考えると、それはさらに素晴らしいことかもしれないと思いました。

それほどまでに、女だと見られること、自分が女であると思うことに絶望に似たものを感じていたのかもしれないと気づかせてくれました。

あ、すいません。一人語りが過ぎました。内容に戻ります。

グロリア・スタイネムが慧眼にも指摘した通り、「力を持つ者が名刺を獲得し、それが標準となる。力のないものには形容詞がつく」〜中略〜「私は女性パイロットではなく、パイロットである(または弁護士、アスリート、社長、なんでもよい)」と主張する。もっともな主張である。誰だって、女だからという色眼鏡で自分を低く見積もられたくはない。

職場の男女差別は間違いだということを身をもって示せるか

伝統的な組織で成功する女性は、黙って同化するタイプ、言い換えれば「男の一人」になりきれる女性であることが多い。

これは、本当にその通りだと思います。私も自覚はありましたが、女性管理職の「おっさん化」が進んでいました。あなたたち(男性社員)の敵ではないことを示すには、男性化することが一番手っ取り早かったからです。

女性の処遇の違いは、客観的な実績でなく、どれだけ環境に順応しているかという主観的な基準で判断されることもわかってきた。

そのポストについたのは「女性であることが有利だった」とどんなに失礼なことを言われて仕返しをしたいと思っても、そもそも勝ち目のない状況だった。

女であることを否定するわけにはいかない。否定したところで、誰もが私を女とみなすだろう。そしてあれこれ言えば言い訳がましく聞こえるだけだ。

やがて数年が過ぎる頃、女性の友人や同僚が次々に仕事を辞めていくのに気づき始める。その大半が、勤務時間や労働形態の弾力的な運用に応じてもらえず、家事や育児を分担しようとしない夫に従う形である。

これらは、能力差がないのに男女の差別をするのが間違いだと身をもって示したかったけれど、上手くいかなかったという話です。

客観的に成果を上げていても、主観的にダメと言われ、私は女じゃない!とは言えず、そうこうしているうちに同僚が辞めていくというストーリーです。

客観的な能力だけで判断されると思えていた著者は幸せだったのかもしれません。私たちより上の年代はそうではないことはとても小さいことから無意識に叩き込まれている人が多いのではないかなと思います。

諦めと気づかずに諦めているという状況だと思います。

職場と同化しないという選択

仲間と共にウィメンズ@グーグルを立ち上げ、錚々たる女性を招いて一連の講演会をしたことが大きな変化へのきっかけとなっていきます。

女性は職場で同化し、順応するように教えられてきたが、これは正しいアプローチではないのではないか、と話し始めた。

男と女では行動も違うし、その行動がどう見られ、どう評価されるかをいうことも違う。現状ではそれが当たり前になっているが、問題を解決するには、ジェンダーについて適切に発信できるようになることが必要だ

適切にとは、弱音を吐いていると受け取られないように、特別待遇を求めていると解釈されないように、あるいは訴えを起こすとみなされないように、問題を指摘することだ、と。

黙って順応することは、職場に進出した第一世代の女性がやってきたことだ。彼女達にはそうするしかなかった。このやり方は今でも安全な方法かもしれない。だが、この戦略は女性全体に実りをもたらすのもではない。

声をあげよう!という話に入ってきます。

第一世代の先輩方が、男性と同化してまでも、勝ち取ってくれた管理職への道。私たちは、もっと進化させていこうという内容です。

男性と同化できる一握りの女性だけでなく、もっと多くの女性に管理職という場を提供していくには当然変化が必要です。

そして、声のあげ方も注意深く、戦略的に。

戦わないで知ってもらう、共感してもら必要があります。

声をあげることの難しさ

職場における男女差別の問題を取り上げるのは、泥沼に足を踏み入れるようなものだ。平等の扱いを目指しながらも、男女の違いは認めざるを得ないのだから、そもそもこの問題自体が問題を孕んでいる。 〜中略〜 能力を過小評価されているとか、屈辱的な扱いを受けていると言った不満を女性からよく聞くけれども、上司に一度でもそれを言ったかと訊ねると「とんでもない、そんなことできません」と答える人がほとんどだ。声を上げたら事態は悪くなるだけで、評価を下げられ、昇格は見送られ、最悪の場合にはクビになりかねないと考えてしまうからだろう。それなら不公平に黙った耐える方が安全だ、ということになる。

これは本当に難しい問題だと思います。どこまでが男女の違いで、どこからが偏見だという線引きができないからです。もっと言えば、時代によってその線が変わっていくからです。ということは人によって「違い」と「偏見」の境目が違うということです。

どの人に話すのは安全で、どの人に話すのは危険なのか私たちは見極めなくてはいけません。もちろん、危険信号の点っている人に話すことは賢くない戦略です。

それをしてしまうと、その女性だけでなく、全体の女性が不利益を被ってしまう可能性があります。

女性はこの問題について賢くならなければならないんだと感じました。

見境なく議論に持ち込まないよう、私たちはよくよく注意しなければならない。例えば、女性雇用や昇進に大変理解と熱意のある男性CEOが、女性社員と昇進について話すとしよう。この女性は、自分にはもっと高い地位が相応しい、現在過小評価されているのは自分が女だからだ、と言い出す。この瞬間にCEOは話し合いに応じられなくなってしまう。 〜中略〜 この女性社員は単に、自分は会社にこれこれの貢献をした、だから昇進に値する、と言えば良かったのである。

これはとても上手いやり方だなと思います。「女性」を全面的に出さないで「私」という個人を全面的に出す。個人的なことならこのやり方でいいんだなと思いました。

何も女性の代表をし続けることがいいわけではありません。実績を作ることに焦点を当てた場合、このやり方はとても効果がありますね。

最後に

この章の締めくくりを引用します。

大事なのは男であること、女であることが与える影響について発言する意思を持つことである。バイアスが存在しないふりをしたり、それについて沈黙を続けたりすることは、もうやめよう。より平等な環境を創れば、組織としての生産性が上がるだけでなく、すべての人がより幸せになれるのだから。

とにかく、声を上げる。上げやすい環境であれば尚更遠慮する必要はありません。

どんどん上げましょう。

今は時代が背中を押してくれます。私もしっかりと声を上げていこうと思いました。

とても共感する内容だったのでとっても長くなりました。

長文をお読みいただきありがとうございました。

話す事は放す事。言える事は癒える事。話して、笑って、怒って、泣いて、喜んで。引っ張るタイプも支えるタイプも、スピーディーな人もスローリーな人もみんな一緒に居て応援し合える場を提供します。

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2023年10月・11月の説明会の予定

・10月27日(金) 20:30~

・11月 2日(木) 20:30~

・11月14日(火) 20:30~

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