根拠はないけれど、楽しいそうなことが起こる予感。こういう感覚って大切なんだろうな〜と思います。
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今日は「大局を見る ー多様性の科学ー」です。
はじめに
今日が最終日。マシュー・サイド著「多様性の科学」の参考に記事を書いていきます。2021年6月第一版の本です。
組織を作る上で役に立つどころか、人というものを知ることができてめちゃくちゃ良い本でした。
副題は「画一的で凋落する組織、複数の視点で問題を解決する組織」です。
では早速、見ていきましょう。
個人を活かすためには集団が必要
組織や社会の今後の繁栄は、個人個人の違いを活かせるかにかかっていると言います。
それを妨げるのは、複雑で多次元的な存在を一面的、直線的に解こうとする考え方や、全体的な観点を忘れ、個人主義的な観点から物事を見て分かったつもりになる現象である。
全体論的な視点は根幹をなすテーマで、集団脳、集団知、心理的安全性、融合のイノベーション、ネットワーク理論、これらは現代社会において非常に重要なことばかりだ。(中略)現代の問題はあまりにも複雑で、個人の力だけでは到底解決できない。
今までこの本を読んでくると、この言葉がスッと入ってくるから不思議です。
ハーバード大学、ヘンリック教授は「霊長類の間では、認知能力の高さを示す最大の要因は脳の大きさだ。そのため、もっと大きな脳を持っていたネアンデルタール人より、人類祖先の方が頭が悪かったと考えるのは不可能ではない」
我々の祖先には、重要な、しかし見落とされがちな強みがあった。社会性があった(社交的だった)のだ。密な社会的集団があれば、その中で学習が進む。仲間から学べる。
多様性、密な集団という意味で言えば、もしかしたら昔の長屋というのは最高の場所だったのかもしれない。もしくは何世代にも渡って暮らしている大家族。田舎で誰でもが気軽に立ち寄れる家。
そこでは色んな人から学ぶことができ、自然と子供の固定観念が緩くなり、こうでなければならないというこだわりが薄れていくのかもしれないと思います。
今、マンションの隣の部屋の人がどうされているのか全く知りません。もし、気軽に行き来できるようになれば、この家具の配置とってもいいねとか、この料理道具使いやすかったよとか、このお野菜こうやって食べるんだ〜とか色んな発見があると思います。
そうやって、身近なところから学習って進んでいくのかもしれないなと思います。
人間が唯一優れている能力とは
人類の繁栄は、個々人の力よりも集団のつながり、そして集合知が軸となってもたらされた。人類は多様性という土台の上に築き上げられた。
さまざまな知恵やアイデア、経験、幸運な発見、融合のイノベーションが社会的ネットワークの中で生まれ、共有されて、集合知が高まり、自然淘汰の軌道を変えていった。多様性こそが我々の知能を高めたと言っていい。
思い返せば、私たち一人ひとりが多様性に富んでいると思います。両親はもとより学校の先生、兄弟、友人等、色んな人の影響を受けているからです。そういう生活を通して自分の中でさまざまな集合知が集まり、取捨選択して今の自分になっています。自分の中で起こってきたことを社会の中で行なっていくだけなのかもしれないと思ったりします。
日常に多様性を取り込むための3つのこと
無意識のバイアスを取り除く
無意識のバイアスの有名な例として、1970年代のオーケストラの採用試験があります。
当時、オーケストラの団員の大半は男性でした。ある時、採用試験にカーテンを取り入れることを提案します。受験者と審査員の間にカーテンを入れ、誰が弾いているか分からないようにしました。その状態で審査をすると、1次審査を突破っした女性は1.5
倍に、最終審査を通過した女性の割合が4倍に増えたということです。
ポイントになるのは、審査員たちは性別に関わらず公平に審査していると思い込んでいた点です。このことにより審査員たちは自分が全く無意識の状態で男性に優位になるような点数をつけていたことが判明したという素晴らしい実験です。
それ以外にも無意識のバイアスというのはたくさんあります。学歴もそうですし、キャリアや肩書きもそうです。『信仰』と思えるぐらいに当たり前になっていることに疑問を挟むことはとても難しいことです。
だから、私たちは色んな人の意見を聞き、色んなところに出かけていき、自分の当たり前を壊す訓練をしていかないといけないなと思います。
陰の理事会
最先端の組織が多様性を活用するもう一つの方法は「陰の理事会」(shadow board)です。
重要な戦略や決断について、若い社員が上層部に意見を言える場で、年功序列の壁を崩す意味合いがある。異なる世代に育てば文化的な背景も異なる。それが無意識のうちにものの見方や考え方にさまざまな影響を及ぼす。
年代が違えば常識が違いますね。私には子供がいないので、甥や姪と話すと、毎回新たな発見があります。本音と言えばちょっとぬるいよねと思ったりします。
私の体感的に15歳以上歳が離れると全く価値観が違い面白いなと感じています。当然?!面白いだけでなく腹が立つ時もありますが。私には、その面白い価値観を一旦受け入れる器の広さが求められているようです。笑
与える姿勢
多様な社会において他者とのコラボレーションを成功させるには自分の考えや知恵を相手と共有しようという心構えが必要だ。与える姿勢があって初めて、受け取る機会を得られる。
心理学者のアダム・グラントは『give &take「与える人」こそ成功する時代」では与える人のことをギバーと呼んでいます。
*決して柳葉さんのことではない笑。関係ないけどNHKの朝ドラ「ブギウギ」のお父ちゃん役ぴったりだ!
ただ、ギバーの中でも最大級の成功を収めた人々は戦略的でもあり、常に有意義な多様性を求め搾取されていると感じた時にはコラボレーションを断ち切るというデータも出ている。
この本はアメリカで書かれているので、日本人とはちょっと感覚が違うんだと思います。日本人はもともと和を大切にする民族なので、与えるのが当然という感じがあると思います。
ここで注意したいのは、搾取されていると感じた時に断ち切る勇気ですかね。私も意外とありません。どうしてもやっちゃう。自分が損する方が楽なところがあります。
自分と違う人に触れる
多様な意見は秩序を乱す脅威ではない。組織や社会の活性化する力だ。率直な反対意見も成長には欠かせない。第三者に意見を求めるのは、チームへの忠誠心が足りないからではなく忠誠心が高いからこそ。
そうそう!そうなんですよね!どうしても時間を奪う脅威と思ってしまっていました。時間や心に余裕がないと、そうやって排除してしまうことがあります。
本当はしっかりと話を聞いた方が早い解決につながったりするんですけどね〜。
多様性に富む文化は、多様性の本質を理解して初めて構築できる。
肝心なのは集団の中で人々が自由に意見を交換できるか、互いの反論を受け入れられるか、他者から学ぶことができるか、協力し合えるか、第三者の意見を聞き入れられるか、失敗や間違いを許容できるかだ。イノベーションはたった一人の天才が起こすわけではない。人々が自由につながり合える広範なネットワークが不可欠なのだ。
私は一度自分と全く真逆の人たちに触れる機会を作ったのですが、そこでは自由に意見交換ができず、私のストレスがMAXになり、体調を崩し途中で辞めてしまいました。
私がもし、彼らから学んだことがあるとすれば、想定はしない、約束を破っても悪びれる必要はない、楽をしようとすると人は何もしなくなるということでした。
まだ、言葉の取り方を自分の都合よく取る人もいましたし、他人に貢献する意欲のない人との生活は絶対にしないということは心に固く誓いました。
あ、話が脱線した笑
肝心なのは、ちゃんとコミュニケーションを取れる人同士であること。そうでないと多様性は無になってしまうのかもしれないなと思いました。
最後に
7回に分けてお届けしてきました。いかがだったでしょうか?私はとっても勉強になりました。
多様性を受け入れるということは、話し合いの時間も多く取らないといけないし、自分と違う意見を聞かないといけなかったりして、結構大変なことも多いと思います。
というか、私自身は早く決めたいと思ってしまうのでちょっと苦手とするところです。
さあ、これからめんどくさがらず多様性の海に飛び込んでみます!
では、最後までお読みいただき本当にありがとうございました!
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