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平均値の落とし穴 ー多様性の科学ー

今日は久しぶりに整体に行きました。やっぱり定期的にいくのがいいみたい。

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今日は「平均値の落とし穴 ー多様性の科学ー」です。

はじめに

マシュー・サイド著「多様性の科学」の参考に記事を書いていきます。2021年6月第一版の本です。

副題は「画一的で凋落する組織、複数の視点で問題を解決する組織」です。

平均値が悪になる、その瞬間を早速見ていきましょう。

標準化されたコックピットが事故を生む

1940年代後半、アメリカ空軍は多くの事故に悩まされていた。1日のうちに墜落事故が複数発生し、毎日複数名の死者が出ていたそうです。調査を行うもその原因が全く分からなかったと言います。コックピットの設計についても調査が入り、昔と比較して体型が大きくなったのではないかと疑問を呈する声も聞こえてきたそうです。ですがある中尉だけは、「平均値」というものの考え方そのものに欠陥があるのではないかと思ったそうです。

そこで、コックピットの設計に最も必要だと思われる10項目を出し、その測定データの中央30%に収まればOKという調査を行ったそうです。

その結果、4000名超のパイロットのうち、10ヶ所全てが許容範囲に収まった人は0人だったということが証明されました!

平均値に合わせたコックピットは一見理に適った科学的な設計に思えるが、実際には潜在的な危険を孕んでいた。

その後、空軍はコックピットを個人個人の多様な体型に合わせる設計に変えることで、事故が激減したそうです。

私たちの生活で考えると、車の運転席がそうだと思います。
もし、人々の平均値を取って運転席が設計されていたらどうでしょう?ある人にとってブレーキは遠くバックミラーはちょうど良い。ある人にとってはブレーキが近すぎて、サイドミラーは車の車体ばかりを映し出す。

そんな中で安全運転はできませんよね。個人個人の多様な体型に合わせる設計にしてくれて良かったと思います。

平均が役立つ時と役立たない場合

平均が役立つ場合を見ていきましょう。

例えばエコノミストたちの予測は平均値を取る方が結果的に正しい予想になることが多いそうです。これは、それぞれが異なるモデルを用いて、独自の視点による多様な予測だからだと言います。多様な情報を統合しつつ、間違いを篩い落とす作業でもあります。

標準化は多様性を統合するのではなく、初めから除外してしまうと言います。

Amazon機械学習部門の責任者、ニール・ローレンスは「平均値が適切に利用されれば、複数の人々の視点や意見を活かせる。しかし、不適切な場合は、複数の人々に平均的な答えを押し付けることにしかならない」という。

人間の多様性という重要な要素を無視したままでは、不幸な標準化・平均化になってしまいます。

食の多様性

食こそ、一般化して話してはいけない内容の一つのようです。

誰かにとって健康な食事は、誰かにとっての不健康な食事、これは数々のデータで明らかになっていると言います。

私は、大人になってアトピーがひどくなった時から、食に関してはとても興味を持ってみてきました。私の両親が食べてもなんともない食事が、私にとっては害になることが分かったのです。それはアレルギー検査で分かったというよりは、自分自身で人体実験をして突き止めたという感じに近いです。

例えば私はパンを3日食べ続けると体調が悪くなります。だからと言って、みんなもそうだとは当てはまらないです。また、一般的に砂糖は取らない方がいいと言われていますが、とっても全くなんともない人もいます。

それを標準化して、あれこれと話をすることは非常にナンセンスだと思います。

標準化された食事療法は今後も欠点を抱え続けるでしょう。食物ばかりをみて、食べる人間を考慮していないのですから」

最近は個人的にカスタマイズされた食事療法もできているようですが、まだ一般的ではありません。これからどんどん安価で信頼できるデータが出てくればいいなとは思いますが、またその頃には人間側も変化して、適正値が変わってくのかもしれないのかなと思ったりします。。

一番いいのは、やはり自分で自分の体調を管理できるのが一番です。

独自の環境を作ることで才能は開花する

面白い調査があります。

あるソフトウエアを販売する会社がパフォーマンスの質や離職率を下げるために有用なデータはないかと探していたところ、ブラウザの情報に目をつけました。

その会社ではFirefoxChromesafari、InternetExplorerの4つのブラウザを使った痛そうです。その選択肢は単なる好みだろうと思っていただけでしたが、細かく調べたところ面白い結果が出たそうです。FirefoxChromeの使用者はsafari、InternetExplorerの使用者よりも欠勤日が19%少なく、生産性も、売上の業績も、顧客満足度も全てが高かったそうです。

さて、なんの違いがあるのでしょうか?

safari、InternetExplorerは初期設定のソフトで、FirefoxChromeは自ら選んでダウンロードしたソフトだったそうです。

自らソフトを選んでダウンロードするという人は「精神的にしなやかな人」であったり、「フットワークが軽い人」という傾向があると言います。

柔軟性が高く、自分で選べる環境を増やすことでパフォーマンスが上がると言います。

ただ、私の疑問としては、人によってどこまでが自由ならパフォーマンスが上がる、という基準は異なるかなと思います。

それも、自分でやってみて、自分のパフォーマンスが上がるのはどこかを知っていく必要があるかなと思います。

最後に

小学校や中学校の画一的教育が悪いと言われています。それはこういう理由からでもあるのかなと想像します。

サラリーマンもリモートワークができるようになったり、フレックスタイムが取れるようになったりとだんたんと多様化してきました。

それでパフォーマンスが上がっているのかどうか、検証してほしいな〜と思います。

私は、週に2〜3日間は出勤した方が効率は上がりそうかなと思います。

皆さんはいかがでしょう?

では、今日はこの辺で。最後までお読みいただきありがとうございました!

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