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人を動かす物語 その2

明日は女性管理職の交流会 in京都です。楽しみです。

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関西で女性管理職のための交流会やります!
〜女性管理職交流会〜
悩みを話してもよし、趣味の話をしてもよし、お話ししましょう〜!
7月30日(日)15:00〜 京都河原町 ふじ寅
8月19日(土)14:00〜 神戸

 

今日は「人を動かす物語 その2」です。

はじめに

昨日のおさらいです。

ナラティブ(物語)には「神様の物語」、「個人の物語」、「共著の物語」の3種類があるといいます。それぞれが同時に奏でられている中、これから一番注目されるのは個人の個性を活かしつつ、他の人と一緒に紡ぐ「共著の物語」なのではないかということでした。

 

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今日は、人間と物語とはどういう関係性なのかを書いて行きます。

引き続き、参考にしているのは7月17日の毎日新聞の朝刊です。

人間と物語

イスラエル歴史学者、ユヴァル・ノア・ハラリ氏は「21LESSONS 21世紀の人類のための21の思考」で、「人間は事実や数値や方程式ではなく物語の形で物事を考える」と述べた。

解剖学者の養老孟司さんは「人間にとってナラティブとは」という記者の問いにこう答えた。
「ナラティブっていうのは我々の脳が持っているほとんど唯一の形式じゃないかと思うんですね」

人間がここまで様々な発展を遂げてきたのは、未来をイメージする力(物語を紡ぐ力)があったからだとも言われています。電気を発明したり、飛行機を発明したり、冷蔵庫を発明したり。

それはまず、夜でも明るくしたい、空を飛びたい、食材を長持ちさせたいとイメージしないとできないことです。

数学の方程式には物事をイメージどおりに作り上げる力があっても、物語のイメージ自体を作り上げる力はないということだと思います。

物語の作り方

養老さんは脳内には「一次方程式」があると説いてきた。
五感からの情報入力(x)を脳内で回し、
運動系で出力(y)して行動に移す。
それを方程式に表すと
「y(出力)=a(係数)x(入力)」。
「a」は変化する数値、つまり係数で、個人が持つ「現実の重み」だという。

この係数「a 」こそナラティブそのものだ。人は社会事象や自己の経験を物語形式で記憶するからだ。そのナラティブから日常を眺め、行動を決めている。

同じ事柄が起きても感じ方が違うし、例え同じことを感じても、今までの経験や環境によって思考やイメージ「a」が異なるから行動として出る結果が違うということだと思います。

例えば、誰かから褒められた時に、単純に喜ぶ人、警戒する人、馬鹿にされたと怒る人、様々だと思います。それはその人の思考やイメージよる部分が大きいということです。

だからこそ「a」が物語そのものなのでしょう。

物語の危うさ

「a」が揺らぐと、行動が揺らぎます。「a」は経験や環境に影響されると言われていますので、社会情勢が変われば「a」が変わる。

経済発展は正義だという社会情勢が、経済発展はそこそこでいいから環境に配慮しようという方向に変わってくればaが揺らぎます。
医療は絶対だ、医療はありがたいという社会情勢が、医療によって生きる尊厳が失われつつあるのかもしれない思えばaが揺らぎます。
政治は国民の利益になることしかしないと思っていた所に、疑問を持ち始めればaは揺らぎます。

ハラリ氏はこう言っています。

20世紀は「ファシズム」「共産主義」「自由主義」という「三つの壮大な物語」が壮絶なイデオロギー(観念イデアと思想ロゴス)上の戦いを広げた結果、「自由主義の圧勝」に終わったかに見えた。

2008年の金融危機を機に、自由主義の物語に幻滅する人が増えた。

近年では、自由主義を謳いながら、一方で報道の自由が制限されてきた。それはもはや自由主義ではないのではないか?という疑問を持つ人も多い。それについてこう言っている。

私たちは信じてきた物語を失い、怪しい言葉に魅せられやすくなっている。

孤立・孤独が深刻化する現代社会において、よりどころを持たず、陰謀論ポピュリズム政党が掲げる「分かりやすい物語」に救いを求める人もいる。

そしてこの記事ではこう書いてあります。

時代や社会で共有される物語が個人の物語を支える。前者がゆらぐば後者もゆらぐ。

現在おいて

時代や社会で共有される物語がゆらいでいるのは明らかです。

ここまで時代や社会という大きな話をしてきましたが、会社の中でもそうだと思います

終身雇用だった日本、年功序列だった日本、残業が当たり前だった日本。

女性の仕事はお茶汲みだった日本、上司は男性だった日本。

働きに出るのは男性で家を守るのが女性だった日本、男尊女卑が浸透していた日本。

一般家庭といえば、両親に子供2人の4人家族だった日本。

それが近年、画一的ではなく、個々の選択が細かくなってきました。

それは社会で共有する物語が減ってきているということだと思います。

そしてこの記事の最後に、このような時代に共著の物語を紡ぐ仲間がいるということは非常に大切な要素ではないかと言っています。

最後に

今日は少し分かりづらい内容だったかと思います。

何がいいたいかというと、社会で紡ぐ物語が解けてきている現代において、考え方が近い仲間とともに紡ぐ物語が拠り所になる時代が来ている。自分の思いのあるところの仲間とともに、共著の物語を紡いでいこうということだと思います。

あなたには、共著の物語を紡ぐ仲間が何人いますか?

では、今日も最後までお読みいただきありがとうございます。

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