女性管理職のためのBlog

女性管理職のためのコミュニティを運営しています

NVC <Non Violent Communication>

今日は2024年12月29日です。もう1年も終わりですね。今年もお付き合いいただきありがとうございました!来年もよろしくお願いいたします。

今日の記事は夫に書いてもらいました。

\ブログ訪問ありがとうございます♪/

女性管理職の方々に『癒し』『笑い』『新たな視点』をお届けする、女性管理職のためのコミュニティ A lot of flowers のつっきーです。


◆コミュニティ紹介記事はこちら⇩

a-lot-of-flowers.hatenablog.com


◆HPはこちら
 
◆メルマガ登録はこちら

 

【女性管理職のための交流会】開催予定
話すことは放すこと。仕事の話から趣味の話まで幅広く話しましょう。

次回は2025年2月の予定です。

 

今日は「NVC<Non Violent Communication>」です。

はじめに

夫から夫のビジネスパートナーとパートさんの関係が悪化していると相談を受けていました。夫以外は全員女性の事務所。色々話はしたものの、うまくいくのだろうか?と心配していたところ、その心配は杞憂で、上手く話し合いをリードして帰ってきたのですた。素晴らしい!

そこでその方法をブログにしてもらいました。ではどうぞ!

Non Violent Communication

こんにちは。つっきーの夫うっちーです。二回目の登場になります。

今日は、私の事務所で起こったちょっとした争いごとの対応についてお話をします。登場人物は仮名です。

 

部下に対してイライラを募らせるリノさん

私は海外向けのECサイトを運営する会社を経営しています。ビジネスパートナーであり右腕でもあるリノさんは、30代半ばの女性。ビジネスに対して真面目で意欲が高く、とても優秀な人です。そして今回登場する争いごとの相手は、アルバイトスタッフのよし子さん。私の個人的な友人で、その繋がりでうちの事務所で働いてもらっています。やる気はあるのですが、少し思いつきや思い込みで動く面があり、会社で働いた経験もないので、働くということについて意識が甘い面があります。リノさんは、私の会社の役員でもあり、よし子さんの上司にあたります。

 

リノさんが上司になったのは、会社を設立した5月からなのですが、いつの頃からかリノさんはよし子さんに対してイライラが募るようになりました。当然、その態度はよしこさんに伝わります。関係は悪化し、よし子さんは10日間ほど会社に来れない事態に。原因は、会社の業績を上げたいと真摯に取り組むリノさんから見て、よし子さんの動きがことごとく意に反するというものでした。これは私自身も理解が出来て、私がよし子さんの上司だった時に、私も彼女に同じような思いを抱き、古くからの友人関係に少し壁ができていたからです。リノさんからすると、もういつ辞めてもらってもいい、という感じ。よし子さんは、辞めるとは言い出さないものの、できるだけリノさんとのコミュニケーションを絶ち、最小限の自分の仕事だけを終えれば、さっさと帰りたいと言い出す始末。よし子さんは、リノさんは自分のことを嫌いなのだと言っていました。小さな事務所ですので、この状態のままでいることは全員にとって良いはずがありません。私の視点はリノさんに近く、よし子さんが変わらない限り、うちで働くのは難しいと思っていました。そこで、よし子さんが変わることと、二人の関係改善にかすかな望みを託して、二人に了解の上で、三人で話会う場を持つことにしたのです。

NVCを利用する

リノさんは、話し合いで何を話せばいいですか、と聞いてきました。そこで、私が最近習った非暴力コミュニケーション(NVC:Non Violent Communication)を参考にすることにしました。この方法論は、相手の理解というところに焦点が当たっています。何か激しく心が動いた出来事に対して観察・感情・ニーズ・リクエストという整理の仕方をしていきます。私は、話し合いの前日リノさんに、イライラした時の事象、その時に感じた感情、その背景にある理由(ニーズ)、そして相手へのリクエストを整理しておいてくださいと、お願いしました。彼女は相当イライラが溜まっていたこともあり、A4の用紙6枚にびっしり書いてきました。それを基に、三人での話し合いに入ったのです。

 

二人が出社してきた朝一番、喫茶店で話し合いをもちました。私は仲裁役に徹するつもりでした。ちょうど、私の席が対面した二人を横から見れる位置に取れたのはラッキーでした。私は、まずよし子さんに言いたいことを話してもらうよう、促しました。よし子さんは、リノさんの思っていることを聞く場にしたいと言ってくれました。ですので、リノさんから前夜整理したことを一つづつ話してもらったのです。一つ例を挙げると、梱包するものが山ほど残っている状況で、よし子さんがインスタグラムを更新していたのをリノさんが後で知った時、なぜ仕事の優先順位がつかないのかと思いイライラしたことがありました。お客様には一日でも早く届けたい、配送が遅いというクレームを避けたいというリノさんのニーズがあり、梱包の作業を最優先してほしいというリクエストになっていました。これに関してのよし子さんの主張は、リノさんがよし子さんに依頼した商品撮影のついでにインスタグラムを更新しただけであり、その時間は数分もかかっていないとのことでした。結局よし子さんが時間をかけていたのは、撮影した写真の編集作業であり、その認識がリノさんにはなかったのです。このように、少しのボタンの掛け違いが分かった件もあれば、よし子さんとして改善すべき点を認識してもらった件もあり、話し合いは前向きな形で終えることができました。

NVCの利点

NVCの良い点は、具体的な出来事の観察からスタートし、感情、ニーズへと掘り下げていくことです。このプロセスを丁寧にすることで、相手のリクエストの背景が理解しやすくなります。何か部下に改善して欲しい点を認識した時、私達はついついリクエストだけを出すということをしてしまっていないでしょうか?さすがに、ちゃんと理由をつけて説明することくらいは心がけている人も多いと思いますし、私もそうしようとは思っていますが、ついリクエストだけになっていますこともあります。NVCの方法は回りくどいですが、相手の理解を促すという点では、非常に優れたやり方だと思います。そして、リクエストを具体的に出すということもポイントです。前日、リノさんがまとめていたものには、リクエストとして、意識を改善して欲しいというものがありました。しかし、これを言われた方は、そんなことを言われてもどうしていいか分かりません。そこで、相手が受け入れやすい具体的なリクエストに修正してもらったのです。

結果的にいくつかの件でよし子さんの理解が進み、納得して改善しますと言ってくれました。そして、建設的に話し合うことで、リノさん自身にも誤解があったこと、自分として直さないといけない点があったことに気付けて、生産的な場だったと思います。今回は、よし子さんに状況を改善したいとう気持ちが強かったこともプラスに作用したと思います。対立の問題は結構難しく、いつもこう上手くいくとは限りませんが、皆さんの参考になれば幸いです。

最後に

NVC(ノンバイオレンスコミュニケーション)というコミュニケーション手法があり、夫はそれを勉強したので職場で活用したのでした。

起点となる出来事を観察して、感情を感じで、ニーズを見つめて、リクエストを出す、私も心がけてみようと思います。

では、今年はこの辺で!

最後までお読みいただきありがとうございました!!

話す事は放す事。言える事は癒える事。話して、笑って、怒って、泣いて、喜んで。引っ張るタイプも支えるタイプも、スピーディーな人もスローリーな人もみんな一緒に居て応援し合える場を提供します。

◆HPはこちら
◆コミュニティ説明動画はこちら

説明会もやっています。
2024年1月・2月の説明会の予定

・ 1月10日(金)  20:30〜

・ 1月22日(水)  20:30〜

・ 2月 8日(土)   9:30〜

・ 2月17日(月)  20:30~

◆お申し込みはこちら
個別相談会は随時開催中

**************

女性管理職のためのコミュニティ
A lot of flowers 

HP:https://www.reservestock.jp/page/index/47293

**************