昨日はお金の発行の仕組みを勉強しました。今あるお金は誰かの借金。銀行員時代、経済は拡大されていかないといけない、という話をお客さまにしていた事を思い出しました。
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今日は「部下にメッセージカードを書いた時のこと」です。
はじめに
上司は部下に指示したり、ミスを指摘したりすることが多くあります。特に事務系の上司はそうだと思います。それが上司の仕事だからです。
部下を褒めましょうという風潮もあり、意識して褒めてはいました。「ありがとう」も日常で欠かしたことはありません。
もし、指示や指摘と褒めるが同量だったとしても、人はマイナスの事を言われた方が印象に残ります。褒められたことは印象に残りません。
手紙を書くきっかけ
当時私は支店長で、部下が９人いました。＊こじんまりした支店です。
プライベートで友人（女性管理職）と仕事の話している時に、指摘やお願いという名の指示が褒めている量より圧倒的に多いことに気がついた私は、指摘や指示ばかりを伝えたいわけじゃないと思いました。
「部下に手紙でも書いたらいいのかな〜」とパッと思いついたことを口に出しました。
友人は「それがいいんちゃう！」と即答しました。
でも、私は、そこであれこれと考えました。
・今まで部下に手紙を書いたって人は聞いた事がない。
・上司から手紙を貰ったとしたら嬉しいんだろうか？
・支店長から変な手紙を貰ったと言いふらされたらカッコ悪いかな？
・９人分、本当に書けるかな？
思考が頭を巡ります。
一番思ったことは「部下が喜んでくれるかどうか」でした。書いたことによってマイナスになってしまうと意味がない。
でも、だってと散々繰り返した私は、「まあ、やってみなければ分からない」と思い至りました。
９人ですから、書けなくもない。
そこからスモールステップを積み重ねる行動を始めます。
ファーストステップ
梅田のルクアで友人とお茶をした帰りに、文房具屋さんによって、メッセージカードを購入しました。
「とりあえず、メッセージカードを買おう。書くかどうかはその後に決めよう」
部下の顔を思い浮かべながら、もしかしたら無駄になるかもしれないメッセージカードを買いました。
セカンドステップ
帰宅した私は、とりあえず一番書きやすい人から書いてみようと思いました。
内容は、「〇〇さんのいいところ」
日頃のお礼を書いてから、いいところを書きました。
1人が終わったら、もう1人書くかどうかを決める、ということを繰り返し、時間がかかった人もいましたが、９人分全員書けました。
それらに封をし、通勤カバンに入れました。
職場に持っていくだけ持っていこう。渡さなくてもいいやと思いました。
サードステップ
出勤途上、私はみんなへの手紙がカバンの中に入っていることを知っています。
そうすると、私の頭はいかにして渡そうか？と考え始めます。
そこまでお膳立てされたら、実行したくなるんでしょうか。
「もし渡すとしたら・・・」という仮定の妄想を始めました。
朝礼でとか、なんて言うかとか、渡す順番とか色々考えます。
最終ステップ
職場に着いたら、とりあえず、メッセージカードを自分の机に持っていきます。
渡したくなかったら渡さなくてもOKです。
ですが、そこにあると渡したくなるものです。タスクを終わらせたくなるのと同じ気持ちです。
結局、朝礼で
「日頃、役割上、指摘ばかりしていますが、本当は皆さんのいいところも見ています。なかなか伝える機会がないので、書いてきました」
そのようなことを言って皆さんにお渡ししました。
反応は？
反応がある人とない人がいました。
「ふーん」とフラットに受け取る人もいれば、
自信を無くしていた人は、メッセージカードを読んで泣いてくれたり、
「社会人になって褒められたことがないので嬉しかったです」と言ってくれたり、
さまざまでした。
何よりも、自分の想いを伝えられたことに自分自身満足しました。
最後に
喜んでくれる人がいたので、翌月もメッセージカードを書いて持って行きました。
そしたら、反応が悪かった笑！！
手書きのメッセージカードを毎月もらうのは、気持ち悪いらしい。
必死感が出るのかな？自ら書きたいではなくて、喜んでくれるなら書こうと思ったからかな？
以降、書くのをやめました。
１年に１回とかならいいかもしれませんね。
ご参考になりましたら幸いです。
では！今日も最後までお読みいただきありがとうございました！
２０２３年後半も充実した時間になりますように。
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