何度もその前を行ったり来たりすることの必要性

友人の友人が初個展をするというので行ってきました。

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今日は「何度もその前を行ったり来たりすることの必要性」です。

はじめに
女性管理職になろうかどうしようか考えている方へ
誰かに出会ったから変われたのか？
ビンの硬い蓋を開ける
私たちも同じ
まとめ
最後に

はじめに

２９日に友人の友人の初の個展に行ってきました。なんでも、自分を表現することが怖くて、個展を開くまでもとにかく怖くて怖くて、いろんな恐怖を乗り越えてきたとお話しされていました。

「私ごときが個展をしてもいいのか？」とか、「発信して誰も来なかっただどうしよう」とか、「この絵にこんな題名をつけるとカッコつけていると思われないだろうか？」とかも思ったそうです。

恐怖の乗り越え方は、何度も何度も怖いから無理、怖いから無理と同じ場所をぐるぐるすること。そうすると、もういつまでもぐるぐるしてても仕方がない！とある時、腹を括ったそうです。

女性管理職になろうかどうしようか考えている方へ

＊「女性管理職」の部分を他のワードに当てはめていただいても結構です。転職とか結婚とか離婚とか引っ越しとかなんでも。

初めてのことは怖いのです。その選択があっているかどうか分からないなら、現状を選ぶのが人ってものです。

ですので、その迷いは人そのものです。

何度も何度も同じ問いの前をグルグルしてください。グルグルするのをやめないで下さい。無駄だと思わないで下さい。

そして誰かに話して、いつもおんなじ話をしているね、と言われてください。

自分がそうしたいんならそうすればいいんじゃない？、と言われてください。

思う存分迷ってください。

誰かに出会ったから変われたのか？

例えば、自己啓発セミナーとかコーチとかに「ここに来たというのは、変わりたいから来てるんです。だからもう準備はできています。行動しないと変わりません」とか言われても、しっくりこないんなら別にその言葉を信じなくてもいいと思います。

自分が変われた手柄をそんな安っぽい言葉をいう誰かに渡してやる必要はありません。

ですが、その言葉を信じようと思ったのなら信じて変わればいいと思います。そうして講師かコーチに感謝すればいいと思います。講師やコーチのおかげだということではありません。あなたが同じ場所をぐるぐる回っていたから腹を括るタイミングがやってきただけなのです。

変われたことっていうのは、私が思うに、ビンの硬い蓋を開けるようなものだと思っています。

ビンの硬い蓋を開ける

なんの小説だったか忘れましたが、ある小説の脇役でビンの蓋を開ける名人と呼ばれている人が主人公に向かって独白のように、こんなことを言うんです。

「スナックとかでビンの蓋が開かないと言う事態になって、お客さんがちょっと貸してみてと言って蓋を捻る。それでも開かずにその隣の席の人が俺がやると言って捻る。そうやってビンがお客さんたちの間を回っているとき、いつ参加するかが大切なんです。あ、ここだと分かっていいタイミングで参加すると蓋が開くんです。

え？蓋が開くタイミングですか？それはじーっと観察していると分かるようになりますよ。怖がらずに参加してみてください。もし、タイミングが早かったらその他大勢の人と同じ、蓋を開けられなかった人になるだけです。もしタイミングが遅ければ、ビンの蓋開け大会に参加しなかった人になるだけです。何も怖いことはありません」

２０年前くらいに読んだものなので正確ではありませんが、こんなふうだったと記憶しています。

私たちが迷っているのはビンの蓋を開けるのに取り組んでいるようなものです。

諦めなければ何かのきっかけに開くことになるのです。

一旦諦めても、思い出してもう一度、開けようとアクションをすればいつかは開くことになるのです。