今日は祖父母の法事でした。父の従姉妹たちも集まってくださいました。年齢的なものもあり、もうこれが大人数で行う最後の法事だろうとのこと。０歳から８０歳までの親族が集まる場所。こうして繋がっていくんだなと思うと感慨深いものがありました。
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今日は「グーパーじゃんけんでグーを出す人」です。
はじめに
今、田口ランディさんの「逆さに吊るされた男」という本を読んでいます。これは地下鉄サリン事件実行犯の元死刑囚林泰男との１４年間の交流をもとに描いた私小説です。
＊私小説とは作者が経験したことを素材にして、ほぼそのまま書かれたことをさす小説
そこにこんな記述があります。
「宗教に勧誘される人には、共通項があるようです。電話相談を通して感じたことです」
「似ている、ということですか？」
「グーパーじゃんけんで、グーを出す人が狙われます」
中略
「その方は新手の宗教に勧誘されて、グーパーじゃんけんをさせられたのだそうです。買ったら景品が出るという。グーとパーしか出せないなら、ふつうはみんなパーを出しますよね。ですが、みんながパーでは勝負にならない。すると、他者を勝たせるためにグーを出す人が現われる。その方がそうでした。パーを出したものは返され、グーを出したものが残される。人のために犠牲になれる人間だからです」
ここまでお読みいただいて、「私は絶対パーを出す」という人はこの先を読まなくても大丈夫です。もちろん、引き続き読んでもらえたら嬉しいです。
「もしかしたら私はグーを出してしまうかもしれない」という方は必ず続きをお読みください。
グーを出してしまう人
「私さえ我慢していれば他は丸く収まるんだから、私が我慢しよう」
このような思考の方はグーを出しがちだと思います。私もグーが出せます。
こういう人受け手のない仕事をお願いできる人だと認識されるのです。
自ら高い意識を持って出世したいからと頑張る人はいいのですが、そういう欲もなくただただハードワークに繋がっていく人はこういう人が多いのではないかと思います。
そしてズルズルと管理職になったりします。管理職になってもこう思うのです。
「私さえ我慢していれば他は丸く収まるんだから、私が我慢しよう」
こういうタイプはグーを出す確率が多い人だと思います。
＊グーを出すと言っても常にグーを出す人、グーを出しやすい人、たまにしかグーを出さない人、絶対にグーを出さない人と分類できます。
嫌だとは気が付かない
残業を頼まれたら嫌な時は断りましょう。
仕事を頼まれたら嫌な時は断りましょう。
これは、グーを出す人にとって、口で言うほど簡単なことではないことは分かっています。
なぜなら、実際のところ嫌なのかどうかも分からないからです。それが通常モードになっているんだと思います。
そのままでもいい
私はそのままでもいいと思います。
ハードワークしてしまってもいいと思うのです。それでプラスになることもあります。
宗教にのめり込んでもいいと思います。宗教にのめり込んで事件を起こす確率は極めて低いものです。
ただ、知っておいてほしい
グーパーじゃんけんで、私はグーを出す人だということを知っておいてください。
世の中にはグーを出さない人がいるということも知っておいてください。
そういう人にはおそらく私たちよりも葛藤が少ないでしょう。悩みが少ないでしょう。そして、グーを出す人は損をすることがあるということと、利用されることがあるということを知っておいてください。
まとめ
グーパーじゃんけんで、グーを出す人は「私さえ我慢していれば他は丸く収まるんだから、私が我慢しよう」という人が多い。
まずは自分で知っておくこと。
世の中にはパーしか出さない人がいることを知ること。
メリット：成長しやすい、困難に打ち勝つ力が得やすい、信頼されやすい
デメリット：損をすることがある、利用されることがある
最後に
グーを出しやすい人は長女の方が多そうな気がします。
私は長女な上に、母「私さえ我慢していれば他は丸く収まるんだから、私が我慢しよう」というタイプなのでかな〜り色濃く入っています。
自分が我慢して相手を優先させることなんて当然だと思っていましたから！！
そうでない人が世の中に居て、さも楽しそうに人生を生きていってるのをみて羨ましく思ったこともありますし、正直、今も羨ましいです。
だけど、それを嘆いてもどうしようもありませんし、パーだけを出して生きていくのも私にとってどこが気持ち悪い。
だから、いつでもパーを出せるように、日頃から小さなことでパーを出す練習をしておこうと思うのです。
逆にパーしか出したことのない人は、グーを出してみて欲しいと思います。
＊最初に読まなくても大丈夫って言っていたので読んでいただいてたらありがとうございます。
では、今日も最後までお読みいただきありがとうございました！
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