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断言することの怖さ

豚しゃぶを食べながら聞いた話は続きます。父の思い出話が止まらない!

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今日は「断言することの怖さ」です。
郵便局員だった父が上司である官僚から言われた言葉を参考に書いています。vol.2です。

「思います」禁止令

父がまだ40歳前の頃の話です(35年前)。

官僚であった上司から受けた指示の1つに「思いますは言わないように。です、で話すこと。分からないのであれば、分からないですがと前置きを入れること」があったそうです。

✖️「〇〇さんが書類を受け取ったんだと思います。そう言ってました。」

⭕️「事実は分からないのですが、〇〇さんが言うには書類を受け取ったそうです」

私はそれを聞いて、正直「キッツイな〜」と思いました。言い切れるところでも口癖のように「思います」が出てくる。「思います」が使えないとなると想像以上に大変です。

断言するのが怖い

言い切るのが怖くて断言を避けたい心理が働く時があります。

・仕事で責任を追う立場の時

・例外が存在しそうだなと思っている時

・相手が揚げ足を取ってくるタイプの時
 
(相手がいくら要求してきても断言しない方がいい場合もあります。気をつけて!)

少しでも曖昧である余地を残したい。余白を持ちたいのです。

裏返して言うと言葉に責任を持っていると言うこと。

有言不実行が当然のお国柄の方はなんの抵抗もなく言い切れます。

断言されたくない

話の聞き手側には、話し手に断言されたくないという心理もあります。日本人は良くも悪くも曖昧を好む国。断言されると、

・キツく聞こえる

・自信満々に聞こえる

・反論しづらくなる

日本人は良くも悪くも曖昧を好む国。日本語という言葉の成り立ちが曖昧さを含んでいます。

英語は先に動詞が来るのではじめにはっきりと「I think」と言わないといけません。
日本語は最後に「と思います」をつけ放題!私はそこが優しくて好きです。相手を慮る「思います」これは日本の文化ではないでしょうか。

まとめ

日本語は曖昧さを得意とし雰囲気を読み取るのに長けている言語と言っても過言ではありません。

その上であえて言いますが、仕事を進める上において、そして責任のある立場ほど、曖昧なやりとりは多くの人に迷惑をかけることになりかねません。

1つ前の投稿と重なりますが、事実か事実でないかは明確にすべきだと私も思います。
あ!思います使った。すべきですって言い切るとやっぱりキツくなるよな〜。思います使いたいよな〜。

・仕事で事実の報告が必要な時は断言する。

・何気ない雑談をするときは曖昧の良さを活かす。

そういう区別がつきそうです。

最後に

本当に余談なのですが、私は以前、文章の書き方を習ってまして、短編の小説やエッセイなどを書いていたのですが、無理に主人公に言い切ることはさせないんです。

そのままを表現するというのですが、受け取る感じが違うんです。例えば、

「彼は何も言わずテレビを見続けている。明子はおそらく彼が怒っているだろうということは、彼のその背中を見ればなんとなく見当がついた」

「彼は何も言わずテレビを見続けている。明子は彼が怒っているだろうということは、彼の背中を見れば見当がついた」

どうですか?この微妙な違い、感じ取っていただけましたか?

これ以上の説明は野暮になるので今日はここまでです。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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