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女性管理職の方々に『癒し』と『笑い』と『新たな視点』をお届けする、
女性管理職のためのコミュニティ A lot of flowers のつっきーです。
今日のテーマは「コミュニケーション力 栗山監督にみるリーダーシップ&マネジメントについて その2」です。
- コミュニケーション力1 WBC前
- コミュニケーション力2 合宿初日
- コミュニケーション力3 村上選手を5番に下げる時
- コミュニケーション力4 決勝戦でのダルビッシュ投手と大谷選手の登板について
- まとめ
- 最後に
コミュニケーション力1 WBC前
日本を率いる監督として全日本メンバーを集めるために、メジャーリーガーやプロ野球選手に出場を打診して回る必要があります。
その時の逸話として、大谷翔平選手やダルビッシュ有選手に面会をした時にWBCに出てほしいという話は一切なくて、「これからの日本のプロ野球球界をどのようにしたいか」という話だけをしたのだとか。
このような未来のビジョンの話をすることで、今回のWBCに参加して活躍し、優勝することが、この先の日本プロ野球会にとって素晴らしい結果に繫がる、そんなイメージを想起させたのだと思います。
ちなみに、これは技術的にも人格的にも優れている選手だから通用する手法なのかもしれません。
ダルビッシュ有投手が、キャンプ初日がら合流して後輩達の指導やチーム作りに一役買ったことが話題に取り上げられています。
元々ダルビッシュ有投手はWBCに参加するつもりはなかったといいます。第5子が生まれたばかりで、ご自分が家庭から抜けると子育て戦力が半分になってしまうと考えたそうです。
栗山監督はそのようは背景も理解し、出場してくれるなら全力でサポートすると約束したといいます。結局、ご家庭の事情でご家族は日本にお越しにならなかったそうですが。
大谷翔平選手の誘いもあり、ダルビッシュ有投手がそこまで考えてくれるなら出場してみようという気になっても当然だと思います。
コミュニケーション力2 合宿初日
栗山監督は選出された選手全員に直筆の手紙を書いていたそうです。
心の籠った直筆の手紙をもらって嬉しくない人はいません。全日本のメンバーとして集まった選手達。心意気に感じてくれる他のではないでしょうか?
そして、この大会にコミットすると言う役目も果たしたのではないかと思います。
私の話で恐縮ですが、支店長時代、部下9人に手紙を書いたことがあります。支店長と言っても小さなお店。いつも口頭で感謝を伝えていたつもりですが、やはり指示が多くなったり、小言も言わないといけなかったり、コミュニケーションが不足していたりしていました。
そこである時、私の感謝はちゃんと伝わっているのだろうか?みんなのいいところを見ていることが部下達には伝わっているのだろうか?と思ったことがあります。
そこで、部下のいいところだけを羅列したお手紙を書きました。
自信を無くしていたある方は嬉しくて泣いていましたし、ある方お母さんになってから褒められたことがないと喜んでいただきました。
やっぱり文字にしないと伝わらないこともあると思いました。
コミュニケーション力3 村上選手を5番に下げる時
日本の4番を任せていた村上選手を、準々決勝以降5番に下げるのですが、その日の朝に栗山監督は村上選手に電話して、理由を(おそらくは信頼度は変わっていないことも)説明して5番に下げると言うことを伝えたそうです。
インタビューでは、これがペナントレース(通常のプロ野球リーグ戦)なら、信頼関係ができているので電話はしなかったとおっしゃっていました。
この短期決戦だからこその電話と説明だったようです。
確かに雰囲気や流れが勝敗を分けることがあります。特に1つも落とせないトーナメント方式の場合、1つでも不安要素は消しておいた方がいいに決まっています。
その場に、その人に応じた最適だと思うコミュニケーションを選択されているのだなと感じました。きっとよく観察されているのでしょう。
コミュニケーション力4 決勝戦でのダルビッシュ投手と大谷選手の登板について
「決勝戦でダルビッシュ投手と大谷選手が投げて試合に勝つ」栗山監督は早い時期からそんなストーリーを描いていたといいます。
ですが、相手はメジャーリーガー達。球団との兼ね合いもあり、登板機会は契約により制限されています。栗山監督は二人に投げてほしいとは一切言わなかったそうです。
相手から「行きます(登板します)」との言葉を待っていたそうです。
そして二人から決勝戦当日に「登板する準備はできています」との言葉を引き出すのです。
まさに二人は自分の意思でマウンドに上がることになります。
相手の言葉を引き出すコミュニケーション。本当に素晴らしいコミュニケーションだと思います!
何が素晴らしいのかって、私なりの見解を書いてみます。
・ストーリーを思い描いている。純粋な願望(これがとても難しい)を持つことで無意識のコミュニケーションが変わってくると思います。
・当日に「登板します」と言えるいう雰囲気を作っていた。
・二人の意思に任せると言っておきながら、登板するとなればというシミュレーションをしている。(急な申告にも慌てない)
こんなところでしょうか。まだまだありそうですが、一旦この辺で。
まとめ
・WBC前は未来のビジョンを共有して、出場の先までを見据えて最高のイメージを持ってもらう
・合宿初日、不安と緊張とワクワクが混じる中、直筆の手紙でこの大会にコミットする意識を醸成する
・マイナスなことをする時、その理由と信頼は変わっていないことを丁寧に伝える。
・相手の言葉を引き出すための下準備をしていた。
最後に
栗山監督のコミュニケーションは参考になりましたでしょうか?
最後まで読んでいただいた方に本当に大切なことをお伝えします。それは……
みんながみんな栗山監督の真似をしちゃだめってことです。
私は算命学を勉強していまして、それで行くと栗山監督は特に和を大切にする方で、人のためにが力になる方なんです。(ちなみに1/3の方だこのタイプです)
そして、大谷翔平選手もダルビッシュ有投手も栗山監督と同じ特に和を大切にする方で、人のためにが力になるタイプです。(他の方は調べていません)
しかも12タイプで分けたても、3人とも同じタイプ。ということは言っていることが伝わりやすいんですね〜。
いや〜奇跡だと思います。
ということで、真似してもいい人は「話が長いな〜と言われ、人のためなら頑張れる」タイプの方です。ただ、相手のタイプによっては響かないこともあるのでご注意を。
最後までお読みいただきありがとうございました!
話す事は放す事。言える事は癒える事。話して、笑って、怒って、泣いて、喜んで。引っ張るタイプも支えるタイプも、スピーディーな人もスローリーな人もみんな一緒に居て応援し合える場を提供します。
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