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上手な相互依存とは 〜ケアリング・ワークプレイスを考える〜 その4

今日は甲子園口にある占いに行ってきました。よいことを言われてルンルン♪気分です。

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今日は「上手な相互依存とは」です。

はじめに

今日も「ハラスメントが起きない職場の作り方」中川瑛著をもとに書いていきます。

情報量が多すぎて、うまくまとめられないので細切れに書いていきます。

まずはケアリング・ワークプレイスの原理で、ニーズとケアから考える職場の人間関係というチャプターからのお話です。

参考になれば幸いです。

 

傷つくことを承知で、人は他者に依存する

現代の日本に強く影響及ぼしているネオリベラリズム的な世界観では、成長とはまさに自立することです。他者の力に依存することなく、1人の個人として生きられるようになることこそが良いことであり、達成すべきゴールだと考えます。

ネオリベラリズムとは政府の財政政策による経済への介入を批判する思想。「小さなせいふ」であるべきと主張している点が、新自由主義の特徴。

人と生きると、不可避的に傷つくにもかかわらず、1人では生きていけないのです

 

人間の存在の基底にある脆弱性や依存性から、人間存在やその関わり、政治経済的な社会のあり方、世界の持続可能性などについて考える立場を、大きく「ケアリング・アプローチ」と呼びます。

 

ケアリング・アプローチを職場に持ち込むことで、ケアリング・ワークプレイス、すなわち「ケアする職場」を提案したいのです。

ここでは今の日本ではなんでも一人でできるようになることが成長と言われていますが、実際、人は他者に依存しないと生きていけない生き物であり、その弱さから社会のあり方を考えるというアプローチ方法を職場で取り入れてみませんか?と提案されています。

ここで難しいと思うのが、2点あって、まず1点目が個人の成長とケアリングのバランスの取り方が個人やその時によって異なる点です。

突出した能力を持っている人はそれを磨き、その他を他者に依存すればいいと思います。
オールラウンダータイプの方は一人でできるように努力してそれなりに対応できてしまうので人に依存しにくいなと思うことと、ケアリングをどこで入れるのかが難しいと思います。

2点目が「ケアリングアプローチ」をいうものを上司自体がされたことがないことです。

上司自身も仕事で疲弊していて、そんな時に聞いたこともない「ケアリングアプローチ」を提案されたとて、正直できる気がしないと思いますし、できないと思います。

これらをどのように実行に移していくのかというところがポイントかと思います。

幸福とは、相互依存の関係を生きること

誰にも依存していないことを良いことで、「自立」だと考えると、自分をケアして支える者の存在を認めることはできません

ケアの倫理に従って自立を考えるなら、それは相互依存することです。依存と言う言葉がネガティブに響くのであれば、自他のニーズをケアしあえるような関係を生きることこそが成熟していくことの意味になるのです。

 

もし自分のニーズが完全にケアされることがあるとすれば、それは他者を完全に道具として扱ったときだけです

 

ニーズを知ろうとしないこと、そしてニーズをケアしようとしないこと、すなわちケアの欠如が加害の本質だと考えます

私は、このコミュニティを立ち上げるときに、仲間に言われたことがあります。

それは私も、一緒にコミュニティを運営しているゆっきーも、今までは自立型で自分一人で全てをやろうと頑張ってきたと思う。ここからは二人とも他人に頼っていくフェーズに入ったと思う、と言われました。

確かにその通りで、一人でやることには限界があります。

他者と協力してやっていくには、自分のニーズを満たしつつ相手のニーズを満たさないといけません。

職場の場合、お給料をもらえるということである程度ニーズを満たせる時代もありましたし、今でもお給料をもらえることがニーズを満たしている人もいます。

ですが、圧倒時に、お給料をもらえるというニーズの価値が下がってきていると思っています。

ですので、お給料以外のニーズを満たしていかないと人が定着しないということになっていると思います。

上手に依存して依存されるという関係性を持てるかというところがより大切な時代になっていると思います。

はじまりは自他のニーズを知ろうとすること

人の存在の根本にあるのは、快よりも先に不快であり、不快な状態を快の状態にしたいと言う感覚こそがニーズです。人は生きている限り常にニーズを抱えていますし、人の言動のすべては、このニーズを満たそうとする行為だと考えることもできるでしょう。

 

ニーズというのは多くの場合、認めることが難しいものです。それは弱さであり、脆弱性であり、怖がっていることであり、不安だからです。ニーズ、つまり弱さを持っていないほど強く優れた人間であると思い込んでいる社会はニーズを認めづらいのです。

・自分のニーズを知って、そのニーズをケアしようとすることが大切。
・でも、自分のニーズが100%ケアされるのがよいことではないということを理解しておくのも大切。

・そして、他人のニーズを知り、他人のニーズをケアしようとすることが大切
・その時に、他人のニーズも100%ケアできないと知っておくことも大切。

こういうことだと思います。

ニーズが弱さだということを知り、弱さを受け入れるということがまず自分のニーズを満たすための関門になり得ると言います。

例えば、「もっと丁寧に教えてほしい」というニーズは「自分では学ぶのが難しいです」と同義になり得ますし、「プレッシャーを軽くしたい」というのは「ストレスには弱いです」と同義語になり得ます。

この言葉が簡単に言える人はいいのですが、一生懸命頑張ってきた管理職ほどこの言葉が言いづらくなっているのではないかなと思うのです。

「できない」と言える強さも時には必要ということだと思います。

そうして、他者にケアしてもらうという経験も必要だと思います。

他者にケアしてもらった次は、自分が他者をケアするということが大切でそれができないのであればただ依存しているだけになります。

私は管理職時代、ケアをする立場が多かったなと思います。ケアされる経験があまりにも少ないと、厳しい人になってしまうのかなと思いました。管理職になってからのケアされる経験というのは、上手な相互依存をする上でとても大切な経験だと思います。

最後に

チームで動いているという感覚はどれぐらいありますか?

弱いところも含めてチームだと言えますか?

私が管理職の時は、この意識が弱かったと思います。弱さも含めてチーム。そういう概念が自分の中に入ったとき、ケアリング・ワークプレイスが出来上がるのかもしれないなと思います。

では今日はこの辺で。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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