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ケアの範囲には限界があって良い 〜ケアリング・ワークプレイスを考える〜 その8

早朝に犬の散歩に行くとお昼寝(2時間程度)をしないと途中でエネルギーが切れてしまいます。

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話すことは放すこと。仕事の話から趣味の話まで幅広く話しましょう。

・9月1日(日) 14:00〜 @奈良

 

 

今日は「ケアの範囲には限界があって良い」です。

 

はじめに

今日も「ハラスメントが起きない職場の作り方」中川瑛著をもとに書いていきます。

情報量が多すぎて、うまくまとめられないので細切れに書いていきます。

まずはケアリング・ワークプレイスの原理で、ニーズとケアから考える職場の人間関係というチャプターからのお話です。

他人のニーズを満たすことはできない

この世界の誰もすべての人のニーズを満たす事は決してできないと言うことです。

 

人は不完全で、人生が不条理である限り、どうしても限界はあります。だからこそ誰のニーズまでは守って、誰のニーズまではケアしきれないと言う限度を考え続ける必要があります。

優しい人や完璧を目指したい女性管理職の方には覚えておいてほしい物事です。

ややもするとみんなのニーズに応えなければいけないと思いがちです。

「問題を聞いたからには対処しないと。それが管理職の責任だ」と思っていたりしませんか?ある意味それは正しく、ある意味それは間違っています。

人は自分のニーズに応えてくれた人を「優しい人」と認定します。

「前の上司は応えてくれたのに、この上司は応えてくれない。この上司は優しくない人だ」

と思う部下もいるかもしれませんが、それを気にし過ぎる必要はありません。ある程度自分のスタイルを貫きつつ、部下に合わせていくということを考えてください。

また、ニーズというのは次から次へと出てくるものです。

これはできる、これはできないとしっかりと「仕事」として線引きする必要もあります。

その時に大切になるのが、相手に共感し過ぎないことだと思います。

「優しい上司」からは脱却しましょう。

関係を終了することも選択肢に入れる

また、さらに強調したいのは、関係は終了しても良いということです

上司側が部下との関係を終了することも選択肢に入れるということも考えてもいいと思います。

「人事異動で手放す」ということです。

私は誰かを意図的に手放したことはありませんが、常に選択肢にはおいていました。

どんな人を手放す候補に入れていたかというと自分のニーズばかりを主張して歩み寄りの姿勢を見せようとしない人です。

あと困るのが被害者意識の強い人です。こういうタイプの人は誰かを加害者にします。悲劇のヒロインになりがちです。そうすると、チーム内がギクシャクすることになります。

そういう方で自分と合わない方は手放すという選択肢を入れてもいいと思います。

寛容な文化とは

「来るもの拒まず去るもの追わずがうちの社風です」と、まるで寛容な文化を持つ会社のような口ぶりで言うのを聞きますが、これは詭弁だと思います。良いところばかりを伝えて、価値を誤認させて入社させておきながら、いざ入ってきた人がニーズを共有すると、寛容に耳を傾ける姿勢など微塵もなくならば出て行けと言うことがよくあるのです。

本書にはこのような記述がありました。これは正直な感想をいうと、「難しいな」と思いました。

まず、「価値を誤認」というのは個々人で思っている程度の違いがありますし、人事担当と現場の違いなど個々人の違いなのかもしれません。

採用の際は会社でも、個人でも、良いように見せようとするというのはあると思います。

もう随分と昔の話ですが、会社にかなり盛り盛りののつけまつげをつけた女性がいました。ただ、うちの会社は当時つけまつげは禁止。周りが幾度となく注意しても「私は面接の時にこれで受けて受かったので外しません!」と言って外してきませんでした。

面接の時に本当にそんなつけまつげを付けていたのかわかりませんし、当時は男性が面接していたのでしょうから、つけまつげの存在を知らなかったのかもしれません。

その女性は仕事はできたのですが、このような事情もあってかなかなか級が上がらなかったようです。

ちょっと話がそれましたが。

また、本書に記載されている会社は中小企業が多いと思います。

私も現在、中小企業で働いていますが、オーナー色が強く出ています。そういう会社で意向と全く異なるニーズを口にするのはかなり難しいと思います。嫌われてまでそこにいる価値はあるのか?周りのためにそこまでする必要があるのか?辞めるというのも一つの表現方法。退職者が続けばオーナーも変わらざるを得ないでしょう。

私の先輩で周りの人のためにと退職時にありったけの苦情を言って退職した方がおられますが、むしろ残された方は迷惑だと言っていました。みんながみんな同じ考え方ではないので、その辺りも注意する必要があると思いました。

正義を振りかざしても良いことはないかもしれませんね。

変化は緩やかに起こしましょう。

ニーズも小さいところから伝えるといいかもしれません。

それでも、ワンマンだと難しいかもしれませんが。

最後に

大切なことは、他人のニーズを全てケアすることはできないし、自分のニーズを全てケアされることはないと理解しておくことだと思います。

話す時は冷静に。

最善だと思われる手を尽くしたのであれば、相手に理解されなくても納得されなくてもよしとするしかないと思います。あまり思い悩まずに。

では、今日はこの辺で。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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